実はおかしいのはFlashではなくて、それを表示するブラウザである。今日アドビシステムズから以下のようなメールが届いた。
『 マイクロソフト社より4月12日に公開された、Internet Explorerの4月度月例更新プログラムをインストールするとInternet ExplorerがActiveXコントロールを処理する方法が変更されます。
その結果、一部のWebページを閲覧する際FlashやShockwaveによるアクティブコンテンツの対話的処理が自動的には有効化されなくなります。有効化するには、閲覧者がアクティブコンテンツをクリックする必要があります・・・・・・ 』
そういえば3日ほど前、パソコンの終了時にボタンを押し間違えて、Microsoftからなにやらインストールされたことがあった。また何かのアップデートだなくらいに思っていたが、その後なぜかWEBサイトのFlashの部分にマウスに合わせる度にその部分が四角に囲まれてクリックせよと警告が出る。変だなと思いつつ、煩わしくて仕方がなかったのだけれど、これが原因だったようだ。
これはMicrosoft と Eolas Technology というところの特許を巡る紛争の影響らしい。もっともこれは随分前から揉めていたらしいが、私は全く知らなかった。ことの成り行きではHTMLの仕様にまで影響が及びそうである。FlashなどのファイルをHTMLから読み込んで表示する仕組み(objectやembedなどのタグを使うこと)が係争中の特許に関わるらしい。ただ、これはHTMLから直接読み込む場合で、外部ファイルでワンクッション置く場合は除外されるらしい。しかし、これも一つ二つならいい。沢山あるとちょっと面倒。効率的なやり方もサポートのサイトに載っていたようだが、敷居が高そうでやはり面倒。読むのも止めた。下の画像はブログのページだが、これは業者にお任せするしかないか。
Microsoft も Eolas Technology もユーザー置き去りの対応は止めてもらいたいもの。今のところFirefoxやOperaなど他のブラウザ (いずれブラウザに限らず、いろんなところで影響が出てくるかもしれないが) は大丈夫のようである。次期バージョンンのIE7も同じ対応らしい。この際IEは乗り換えたほうが賢明なのかも。

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