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京都散策

京都散策_a0006954_844281.jpg 京都市美術館別館へ 『日本・タイ国際版画展』 を見に行く。出品した作品が賞を取ったとのことで、友人 (福岡で銅版画作家として活躍、版画を通じ日韓の文化交流なども行っている) が招待券を送ってくれた。
 120人の作家の力作約350点が並ぶ様は圧巻。版画は印刷であり複製(刷りや色差しなどで随分趣が変化するが)、直筆にはない複製であるが故の魅力がある。それはクールとでも言えばいいのだろうか、カッコよくて版画が大好きである。そういうことで勢い最初から丹念に見ていくものだから、後半の足が少々つらかった。
京都散策_a0006954_8441779.jpg で、そのつらい足を引きずって次に行ったのが 「花はさくら木」の舞台となっている島原は角屋と輪違屋である。いずれも屋内は見ず(輪違屋は現在も営業中であり客でなければ中を覗くことは出来ない)だったが、外側から充分風情は堪能出来た。
 帰りは角屋と道を隔てて直ぐ側を走るJR山陰本線の丹波口駅から電車に乗る。かつて菊姫が巡り巡り、終に抜け出た御土居の出入り口はこの丹波口なのか、一つ下がって東寺口なのか。車窓から間もなく見えてくる梅小路公園で、大きく左に曲がり始める列車の行く手、東寺口のあったと思われる方面を気に留めながら思いを巡らした。
 写真は京都市美術館別館の内部と角屋の外観である。角屋は思った以上に大きくて立派な建物だ。
by kpage | 2005-10-01 21:35 | ■身近の話題