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随分前からの”新”県立図書館

随分前からの”新”県立図書館_a0006954_20192588.jpg 実家のある大分の県立図書館が知らない間(10年も前)に移転し新しく大きくなっていた。厳密に言えば公文書や書籍ではない各種資料などの所蔵も併せ持った複合文化施設でもあるようだ。設計は旧県立図書館同様、磯崎新氏である。その図書館部分のまたその一部分だけを見学しただけであるが、旧館よりも図書館として機能的に設計されてるのかなと素人なりに思った。開架式の図書館部分は書架の高低を組み合わせたり、貸し出しなどのカウンターも中央に円形(正確には何角形という形)にあたかも書店のそれのようになっていたりで、広いフロアーも比較的見通しよくレイアウトされていた。絵本など児童書については結構大きな一角を占めるが、ガラス壁(ドア)に囲まれた別空間(中は外から見えるので親御さんも安心かな)になっており、少々の子ども達の歓声も館内には響かないよう配慮がされているようだ。
 写真はフロアーの一角にある畳の間の閲覧コーナーだが座椅子に座布団もあって各人の好みではあるが、コンクリートやアルミやガラスといった建材ばかりのなかにあってほっとする一角でもあった。今の新しい図書館では当たり前かもしれないが。残念ながらバリアフリーやユニバーサルデザインなどについてはつい見逃してしまった。
by kpage | 2005-06-04 02:13 | ■身近の話題